大衆中華と餃子専門店 まるい飯店(大阪・沢之町)
南海電鉄 沢ノ町駅から徒歩2~3分、Joshin住吉店の向かいにある「まるい飯店」。
ここは「浪速のロッキー・赤井英和が高校時代に通った店」として、テレビ番組や雑誌などのメディアで紹介される昭和53年(1978)創業の老舗の町中華店料理店だ。
あべの筋に面した入口の前に掲げられた看板には、リーズナブルで豊富なメニューが空白を余す事なく記されており、かわいらしい暖簾をくぐる前から胃袋と心が鷲掴みされる。
開店直後に入店。店内は時世的なこともあり、アクリル板などが設置されており、見た目に少しノイズがあるものの、落ち着いた内装に、赤いカウンター席と赤テーブル。この赤いテーブルで食べる中華は間違いなくうまいのだ。
店頭の看板にはなかったが、もちろんランチや定食も充実しており、どれもリーズナブルで魅力的なラインナップが揃っている。
オススメは食材やラー油などにもこだわりが詰まった名物「焼餃子」。豊富なメニューに後ろ髪を引かれつつ、やはりここは「四川麻婆豆腐」定食を注文。
待つことおよそ5分。ついに目の前に麻婆豆腐が着盆!
このスピード感は非常に嬉しい。
四川麻婆豆腐定食
まず第一印象は、器がデカい!とてもデカい、そして深い!!
写真でサイズ感が伝わりにくいのが残念であるが、この器の幅は優に20cmを超えており、深さもある。2人前くらいの量はあるだろうか。これで935円は安すぎる…
そのボリューミーな麻婆豆腐のお供にはご飯にたくあん、中華スープ、そしてポテトサラダの面々だ。
オイル:とろみの比率は1:9で、「四川」とあるが広東系のようなかなりとろみが強い。味は穏やかで唐辛子の辛さや刺激、花椒の痺れはあまり感じない。とてもマイルドであっさりとしていて食べやすい。そのためかネギの食感や香り、醤と挽肉の旨味と甘みがよく感じる。
バクバクと何度も蓮華を口に運んでいると、舌先がかすかにピリピリとしてきた。かなり遅めの心地いい刺激である。
四川麻婆豆腐らしさはあまり感じることが出来なかったが、香辛料の香りや食材の旨さ、そして予想していた以上のボリューム感を楽しむことができた。
激辛最強級と謳う「長江麻辣豆腐」がメニューに記されていたので、次回訪問時には看板メニューの「焼餃子」と合わせて「長江麻辣豆腐」を満喫したい。
【麻(しびれ)】舌が少し痺れる程度
【辣(辛さ)】★☆☆☆☆非常にマイルド
【豆腐】絹
【辛さスピード】とても遅い
【オイル:とろみ比】1:9
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大衆中華と餃子専門店 まるい飯店
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営業時間:11時30分〜14時/17時30分〜23時(LO22時30分)、日祝17時〜22時(LO21時30分)
定休日:月曜日